九州へ…現実逃避の孤独旅 (part17)





 これは、以前急行「くまがわ」にも使われていた「アクアエクスプレス」という車両です。
わたくしも「くまがわ」で一度だけ乗ったことがあります。でも、今は、もう使われておらず、色褪せていくのみです。
悲しいものです。
 熊本駅を出てすぐに、このような高架橋が…。
これ、九州新幹線の高架橋です。すでに八代以北でも工事は進んでおります。
2013年に、全通するのでしょうか?そうなると、博多から鹿児島までは、1時間半くらいになりそうですね。いいやもっと速いかも…

列車は快調に飛ばしたものの、先にいる普通列車につかえてしまい、結局八代駅には数分遅れで到着しました。
本当によく遅れます…
 八代駅からは、日奈久行きの普通列車に乗り換えです。
475系の元急行形の車両です。
2駅間の旅です。車内は3両編成でしたが、ガラガラでした。先ほど乗っていた「つばめ」が遅れて到着したので、数分遅れの発車となりました。
 そのため、肥薩線の人吉行きの普通列車と同時発車となりました。
昨日乗った列車ですが、キハ47系になっていました。車両運用に変更があったのでしょうか?

加速はこちら475系電車のほうが速かったのですが、こちらは、ポイントをたくさん渡ったため、いつのまにか気動車のキハ47系が抜かしていきました。電車が敗北です…
 10分ほどで、終点の日奈久に着きました。日奈久は、まだ八代市です。
散策に行こうかと思いましたが、雨が強かったので、いけなくなりました。
日奈久は、温泉とちくわで有名なところです。
名古屋に住んでいるわたくしは、全く知りませんでしたが…
 これが駅前です。ローカルですよね。
真正面には、日奈久ちくわの店がありました。
散策が出来ないので、次の列車まで待合室で待つことにします。


 電車が到着する時間になりましたので、改札を抜けて、ホームへ行くことにします。
ごらんのように、田舎の駅といった雰囲気です。
 この日奈久駅も特急が数本ですが、停車します。
そう、特急が止まるので、気になって降りてみたのです。
しかも、来年の3月以降は、この駅は、第三セクターの肥薩オレンジ鉄道に変わるわけで…

グリーン豪遊券では、遠い存在になってしまうかもしれません。
 日奈久駅の渡りは、工事中でした。
工事をしていて、結構うるさかったのですが、この雨の中、「よう、労働者諸君!きょうもお勤めご苦労さん。」と車寅次郎氏の言葉が出てしまいました。
 さて、くだらないことを言っていると、13時38分発の出水行きの普通が到着しました。
同じく475系でした。
この画像では、分かりにくいですが、土砂降りの雨でした。そのためか?5分くらい遅れて到着しました。
 車内はガラガラでしたので、ワンボックス独り占めにして、景色を楽しむことに…。
日奈久を出て、肥後田浦駅くらいまで、八代海沿いを走ります。何度でものせているので、今回は、省きます。

肥後田浦駅では、西鹿児島行きの特急通過待ちのため、7分ほど退避しておりました。
 約40分ほどで次の目的地、佐敷駅に着きました。
ここは、熊本県芦北町にある駅です。

雨が落ち着いてきたので、すこし散歩に出かけることに…
 ぐるりと大回りをして、駅の反対方向に来ました。
正面に見えるのが佐敷駅です。田んぼなどがあり、のどかな風景がありますが、雨がまた強くなったので、のどかどころではありませんでした。
 これは、佐敷駅の駅舎です。
この佐敷駅も第三セクターの駅となってしまいます。またまた遠い存在となってしまうのでしょうか?

 右に見える、白っぽい建物がしろやまスカイドームです。そして、左の山のほうに、佐敷城跡があります。石垣だけが残っています。
当初は、佐敷城跡へ行こうかと思いましたが、とても行ける距離ではないので、断念しました。そう、列車の時間もありますし…
 佐敷駅のホームです。
先ほどの日奈久駅となんとなく似ていますね。

ホームで待っていると、次に乗る、15時06分発の西鹿児島行きの787系「つばめ」が来ました。

今回は、次の停車駅、水俣駅までですので、自由席としました。

 自由席も空いており、楽に座ることが出来ました。この787系、普通車も結構豪華なのですよ。一度お試しあれ…

ここの車内でも、2度お会いした客室乗務員の人に遭遇しました。これで3度目です。
わたくしが自由席に座っていたので、通りかかったときは、すごく驚いていました。「なぜ?グリーン車じゃないの?」と聞かれたので、「佐敷から乗って次の水俣で降りるから…」なんてことを会話しておりました。
今度こそ、最後になるので、お別れ乗車のときにお会いしましょう。。。ということで、別れました。

まさに、旅をしていて「出会い」というのは、あるものですよね。つくづく感じます。
これ以降、この客室乗務員の人とは会えませんでした。




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